科学館から何もない空間へ。そこで主人公が悟った、ここには何もないという言葉。
場所はマンションのような一室。そこに宇宙服を着ていない主人公がいた。
・・・・・明日までに片付けなくちゃ。
暗い室内にはダンボールやゴミ袋があって、部屋の片付けをしていたみたい。
必要な物とそうでない物。よくある仕分けをしている中、1枚の絵が出てきた。
その絵には、宇宙飛行士のような人間が二人でどこかの惑星に着いた様子が描かれている。
誰が描いたのかわからない。ただ、主人公が描いた絵じゃないのことは明らかだった。
もうこの宇宙服を着ていない主人公は、少女と科学館で宇宙飛行士になる約束を忘れてしまったのかな・・・?
何を残して、何を捨てるのかをプレイヤーは選ぶことができる。
Recolitのエンディングに関わる重要な分岐点となるんだけど、この記事では絵を残した場合で書いていきますね。
絵をゴミ袋に捨てず、ダンボールにしまおうとした時、赤い紙切れのような何かが床に落ちた。
まるでろうそくの火にも見えるこれは何だろう?
次の瞬間、主人公と宇宙飛行士になろうと夢を持ったいつもの少女が姿を現した。
少女『・・・ううん、このままで大丈夫!』
少女の手にはぺっちゃんこに潰れたロケットのような物が見える。さっきの赤い紙切れはロケットの噴射時の発せられる炎かな。
少女の大丈夫って声を聞いた主人公は、これらが何なのかを思い出した・・・。
最後の舞台は主人公の家
主人公が思い出したと言った後、舞台は1つのドアの前に切り変わった。
今までのシーンでよく見た宇宙服姿の主人公と少女がいる。これは回想シーン?
皆もう待ってるかな?と少女が尋ねる。このセリフはゲーム序盤でマンションのドアの前で聞いたセリフと同じだ。
あの時はドアの中に入ると真っ暗な空間に行ってしまったけど、果たして今回はどこに繋がるのか?
・・・入ってみよう。
真っ暗な空間に出たかと思ったけど、今回はどこかの家のリビングに出た。
しかも、そこには主人公と少女以外に三人の誰かがいた。この人たちは・・・?
お母さんっぽい人『お友達も何人か来たけど、これで全員?』
どうやらここは主人公の家で、友達が遊びに来ているらしい。
その友達の一人がまだ来ていないみたいで、少女を含めて友達が四人来る予定なんだね。
いつもの少女と眼鏡をかけた男の子、ショートカットの女の子、そして遅れている友達。
主人公のお母さんはケーキを用意してくれているんだけど、遅れている友達がいるから揃うまで待つことに。
その間、友達はそれぞれ遊んだり読書をして待つことに。
この眼鏡の男の子って、科学館にもいたよね・・・?
ショートカットの女の子は、テーブルの上にブロックのおしろを建てちゃう器用さ!器用な子って呼ぶことにします。
少女は2階で読書をして待つことに。花火したり、科学館へ行ったりしたからアクティブ系かと思いきや、読書とは知的な一面も。
主人公はこっそりケーキのつまみ食いでもしましょっかwww
と思ったら、お母さんに家の手伝いをしろって頼まれちゃった・・・。
家の手伝いをして、最後の友達の到着を待とう
遅れている最後の友達が来るまで、それぞれ時間を潰すことになった。
お母さんに家事を頼まれた主人公は、廊下の収納クローゼットにある掃除機を引っ張り出して床掃除から始めたよ!
リビングには明かりを切り替える電気のスイッチがいくつかある。スイッチを上手く切り替えて家事をしながら、家の中に何があるのか調べてみよう!
宇宙服を着ながら掃除機をかけている人は初めて見たわw
トイレットペーパーを切らしているので、替えのトイレットペーパーを取り付けたり、洗濯物をかごに入れて畳んだり、家事らしいことをどんどんこなしていく。
ここでも明かりが重要で、明かりがないところでは何もアクションができない。家の中がなかなかリアルで、くまなく探索するのも楽しかったっす!
洗面台の細かいディテールや、和室の雰囲気も良くて家事が楽しいんだよね〜。
和室には人形や木彫りの熊がタンスの上にあって、テレビの横にはハサミがしまってあったり。
自分の背より高い場所に城を作ってしまうこの器用さ!器用な子にかかれば、どんな物でも作れてしまう!?
器用な子『よく考えたら、帰る前にはこわさないとじゃん?』
すごい物を作ってしまう割に、冷静な物言い・・・。考える前に行動に出るタイプなのかも。
眼鏡の男の子はいろんなところでかくれんぼを楽しんでいたよ。
科学館の時、身体を使って電気を作ることで何度か競ったけど、今回も1回見つかっただじゃ諦めなかった。
最後は浴槽に隠れていたので、冷たいシャワーをかけてやりましたw
少女は、主人公の部屋で読書をしながら友達の到着待ち。
ベッドの上には科学館で販売されていたごんサイくんのぬいぐるみが!
ちゃんと家事を終えたので、お母さんに報告。冷蔵庫のケーキを見ていいって言ってくれたから、どれどれ〜。
おおっ!冷蔵庫を開けてみたら、ケーキの箱があったよ!
そして、遅れていた友達が到着したようなので玄関へ。
遅れていた友達『おっすーもう始まっとる?』
大切なプレゼント
四人の友達が揃ったので、リビングへ戻ってみると・・・
みんな『誕生日おめでと〜』
今まで誰かの為に行動していた主人公だったから、こうしてお祝いしてもらえると嬉しいな〜。
遅れてきた最後の友達からは白いサンゴのプレゼント。
器用な子からは引っ張るとびよ〜んって飛ぶカエルのおもちゃ。
少女からは絵のプレゼント・・・あっ!
この絵は、主人公が部屋の整理をしている時に出てきたあの絵だ!
そうか、きっと宇宙服じゃない主人公は、この誕生日会から数年経った姿なんだね。それでこの絵が何かすぐに思い出せなかったってことか・・・。
いや、それでも覚えていろよwww
主人公と少女が宇宙飛行士になる約束をした後日談って雰囲気だから、時間軸で言えば科学館に行った後なのだろう・・・。
やんちゃな眼鏡をかけた男の子は、プレゼント持ってきてなかったw
プレゼントを持ってこなかったことを悔やんでいたけど、何かを思いついたらしい!
主人公と少女に離れてもらって、眼鏡の男の子は最後の友達と器用な子と何か話し始めたよ。
一体どんな話を三人はしているんだろう・・・?
三人『(ごにょごにょごにょ)』
どうやら準備が整ったみたいで、部屋の明かりを消して寸劇がはじまった・・・。
『3164年、地球から2人の宇宙飛行士を乗せたロケットが打ち上げられた』
未来の宇宙のお話みたいで、ロケットが打ち上げられたよ。このロケットはぺっちゃんこだったあのロケット?
画像をクリックして実際のゲーム画面を見てほしいんだけど、主人公と少女が好きそうな内容だよね!
『ダイサンエンジン、テイシ』って、ゲーム序盤の主人公が宇宙から海へ落っこちてきた時のセリフだ!!!
ただ3人の寸劇を見せるだけじゃなくて、少女にも合いの手みたいに参加させているレベルの高さw
戸惑いながらも『・・・ココハ、ドコダロウ・・・?』と応える少女。
ロケットはどこかの惑星に不時着して、そこで宇宙人(生命体)を発見した(という設定)!
宇宙飛行士はなんとか地球に帰還する方法を探す・・・。宇宙人に何かあげてって指示がw
家にある物を宇宙人にあげると喜んでくれて、地中に大きな道と乗り物のようなものが現れた(という設定)!
こたつに置いてあったみかんをエネルギーにして、見つけた乗り物に乗っていくと、大きな建てものに辿り着いた!
建てものに入ると、眼鏡を頭にかけた科学者が待っていた。最後の友達は科学者の役ね。
彼はここで星の製造(作っているんかい?)と研究をしている(という設定)!
光を照らして、星の材料を集めてほしいと科学者に頼まれた主人公。
ライトを手渡され、壁を照らすと光り輝く星の材料が!見つけたお礼におみやげをもらったよ。
科学者が用意してくれたワープを使って、地球に帰れるみたい。それも、本来はできない元の時間軸で。
って、やけにここは大人びたというか難しい設定・・・。最後の友達はめっちゃ頭良いのか?
もらったおみやげは、絶対に開けちゃいけないという開けたくなる玉手箱式。
こうして、主人公と少女は見知らぬ惑星からロケットに乗って地球へ!
無事に地球に辿り着いた二人だが、もらった玉て・・・おみやげが気になってしまう。
話の流れ的にこれは開けちゃうよね!てか開ける以外のコマンドが選べないしw
おみやげを開けてみると、中から骸骨みたいなものがビヨ〜んって出てきて、二人は骨になってしまいました・・・。
っていう寸劇が眼鏡の男の子からのプレゼント!
思いつきにしてはすごい寸劇でした!やるじゃん、眼鏡の男の子。器用な子と最後の友達の連携もすげえ!!
寸劇で使われたロケットは、器用な子がペットボトルとお菓子の箱で作ったんだって!
宇宙が好きな主人公と少女にとっては、最高のプレゼントになったね!
少女は、まるで本当の宇宙に行ったみたいに感じられたみたい。そして・・・
不意に涙が出てきた少女。盛り上がった寸劇から静まるリビング・・・。
あー、引っ越すのは少女だったか。科学館のプラネタリウムを眺めながら、引っ越しの話が出てたもんね。
きっと、この友達はよく集まるいつものメンバーなんだと思う。こうして過ごす時間がもうすぐなくなってしまうのが寂しいんだね。
寂しさでうずくまる少女に、声をかけようと主人公が近づいた時・・・
あっ!!!!
コタツのコンセントに足を引っかけて転んでしまう!
転んだ時にロケットを踏んじゃって、この通りぺっちゃんこに。
眼鏡の男の子『ぺっちゃんこや〜〜〜!』
ロケットは壊れちゃったけど、主人公がドジったおかげか少女の涙が引っ込んだ。
潰れたロケットを少女が拾い上げて、貰っていいか尋ねる。
器用な子がロケットを直そうか聞き返すけど・・・
少女『・・・ううん。このままで大丈夫!』
寸劇が終わって、改めて友達同士の絆が確認できたところで、お母さんがケーキを持ってきてくれた。
ケーキのロウソクに火を点けて・・・もう一度みんなから主人公へ
みんな『たんじょうび、おめでと〜』
主人公を操作する最後のコマンドは、ロウソクの火を『けす』でした。
こうして誕生日会は幕を閉じた。今までのゲーム操作で覚えたことを活かして、最後に見れる心温まるシーン。
舞台は再び現在の主人公の家へ。誕生日会を思い出して、眠りにつく主人公。
明かりがあるところと、そうでないところ。明るくないと気づけないことと、暗いから気づけたこと。
少女のお母さんが言っていた、見えていないだけで本当は存在しているたくさんの星・・・。
自分にとって大切なものを、時々思い出してみませんか?
感想や考察はRecolitを遊んだ人それぞれだと思いますが、そんなテーマをRecolitは伝えてくれたように感じました。
• 宇宙服を着ていない主人公が、部屋の片付け中に宇宙飛行士の絵を見つけ、幼少期の思い出と向き合う。絵を取っておくか捨てるかの選択が、ゲームのエンディングに影響する重要な場面となる。
• 主人公の誕生日会のシーンでは、友達と寸劇を通じて夢や友情が描かれる。寸劇には宇宙の冒険やコミカルな展開が盛り込まれ、宇宙飛行士を目指す主人公と少女の夢が再現される。
• 壊れたロケットが象徴する素敵な誕生日会を思い出し、現在の主人公は眠りにつく。『自分にとって大切なもの』に明かりを照らし、記憶の中の宝物を思い出すことの重要性を感じた。
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