
帝都グレッグミンスター
ここは赤月帝国と呼ばれる強大な帝国の首都。
大理石の石畳が広がり、黄金皇帝バルバロッサが治める荘厳な城がそびえ立つ。
そんな城に、赤月帝国の将軍テオ・マクドールは息子を伴い、皇帝陛下への謁見に向かった。
そして、この息子こそが幻想水滸伝の“主人公”、通称坊ちゃん。
(ファンからは“坊ちゃん”呼びが定番で、作中キャラクターたちもこぞってそう呼んでいる)
皇帝バルバロッサとの謁見 ── 継承戦争を共に駆け抜けた旧知の間柄

謁見の間に現れたのは、赤月帝国17代皇帝バルバロッサ・ルーグナー。
人呼んで黄金皇帝とされるその姿は、威厳に満ちつつもテオに向ける言葉はどこか親しげだ。
二人は“継承戦争”と呼ばれる過去の大きな戦争を共に戦い抜いた仲だという。
バルバロッサ『よく来てくれたテオ。どうだ、変わりはないか?』
謁見の間には他にも宮廷魔術師や大臣、兵士が厳粛な様子でバルバロッサの近くにいる。


テオ『陛下と共に戦ったあの継承戦争の頃と同じく。』
と、変わらない様子であることを武人の振る舞いで返す。
どうやら帝国から北方の地で不穏な動きがあるとのこと・・・。
その北方の守りをテオに任せたいとのことで、バルバロッサが命を下す。
この会話から、北方で不穏な動きがあることを伺わせる。
まるでRPGのお約束のように、中盤あたりに出てくるやべえ勢力というフラグに感じる。

北方にはジョウストン都市同盟という都市国家連合が存在する。
都市同盟ってことだから、いくつかの都市が集まった連合みたいだけど詳細はわからない。
北方防衛の無事を祈って、バルバロッサから愛剣プラックがテオに渡された。
テオが北方守備へ──息子は帝都を任される


北方の守りは将軍テオに託され、皇帝はその息子である坊ちゃんにも力を貸してほしいと要請する。
父が留守にする間、帝国に残る坊ちゃんは、近衛隊隊長クレイズの指揮下で任務を行うことが決まる。

そして、黄金皇帝の隣には 宮廷魔術師ウィンディ という怪しげな人物が。
青いローブにただならぬ雰囲気。
ウィンディ『ふふふ、可愛いぼっちゃんだこと。がんばりなさね。』
挨拶に紛れた一言が妙に艶っぽいというか、お姉さん怖いんですけど…みたいなオーラを感じる。
一体このウィンディは何者なのか?
謎めいた宮廷魔術師ウィンディと“亡き皇妃”の影


紫の衣装をまとった侍女が、どこか口を濁しながら語っていた。
侍女『ウィンディ様は、クラウディア様に似てらっしゃると聞いてるけど・・皇帝陛下はまだ亡くなった奥様のことを・・・』
話すだけでタブーっぽい雰囲気を醸し出されたので、ヤバい話題なんだろうとつい身構えてしまう。
実際、ウィンディが醸し出すオーラは、ただの魔術師の域を超えているように見える。
謁見の間を出て客間の脇を通ると、そこにいたのは同じ帝国将軍のカシム・ハジル。
一見すると穏やかな雰囲気で、テオと親しげに言葉を交わす。
カシムは子どもを授からなかったのか、テオの息子(=主人公)を見てうらやましいぞと軽く笑いながら口にした。
上官クレイズへの挨拶──嫌な上司感満載のお出迎え


城から帰る前、上官となるクレイズの部屋を通りかかった。
テオ『明日からは、おまえの上官になる。挨拶をして来るんだ。』
城から出る前に、上官になる男に挨拶をしておけと言う。
部屋に入ると、そこにいるのはちょびヒゲを蓄え、ちょっと横柄そうなクレイズ。
クレイズ『大将軍の息子だろうが、ここでは特別扱いしないからな。』
うん、やっぱり嫌なヤツだ・・・。
どうやらクレイズは小心者らしく、テオとしては息子をこんなやつの配下には置きたくないといった様子w
嫌な感じの上官にも挨拶を済ませたので、グレッグミンスター内にある家に帰ろう!
将軍テオの屋敷──坊ちゃんを待つあたたかい仲間たち

謁見後、グレッグミンスター内にある自宅に戻ると、玄関で待っていたのはグレミオ。
彼は坊ちゃんの世話係を務める青年で、母親代わりのように主人公を溺愛している。
グレミオ『お、お、お帰りなさい、ぼっちゃん。ど、ど、どうでした、うまくいきました?皇帝陛下の前で失敗しませんでした?』
皇帝に謁見するもんだから、失礼がなかったかずっと心配だったみたい。
心配しすぎだとテオに突っ込まれてハッとするグレミオ。
主人公のことになると、グレミオは夢中になって周りが見えなくなってしまう愛らしさw
我に帰ったグレミオは、夕食のシチューを作っている最中だったことを思い出し厨房に戻って行った。

主人公が支度中のグレミオに話しかけるけど、手が離せないってさ。
シチュー作りにこだわりを持っている様子だ。
坊ちゃんの護衛兼ファミリー的存在のグレミオ、パーン、クレオ


ご主人にかまってもらいたいペットのように、主人公がグレミオの耳を引っぱる!
グレミオ『ぼ、ぼっちゃーーーーん・・い、痛いですーー、やめてくださいよぉぉぉぉーー』
グレミオが料理に夢中の間、主人公はやることがなくて暇なんだもん。


他の部屋に行くと、赤いはちまきと武闘着を着たパーンが寝ていた。
主人公の帰りにも気づかない程ぐっすり眠っていたみたい。
パーン『ぼ、ぼっちゃん!勝手に人の本を見ないでくださいよ。』
彼の机の上には、武術手帳、拳で語れ、日記が置いてある。
武器は使わないタイプで、熱血漢あふれる感じ!!


パーンの隣の部屋にはクレオの部屋がある。
クレオもテオに仕える戦士で、しっかり者で少し気が強い女性って印象。
クレオ『ぼっちゃん。女性の部屋に入る時はノックしてからっていつも言ってるでしょう。』
主人公がノックもせずに部屋に入ったら怒られちゃった。
しかも、ノックなしで怒られたのは今回が初めてじゃないんだねw
親友テッド──秘密の話があるらしいが…

2階ではテッドが待っていて、皇帝陛下の謁見がどうだったか興味津々!
坊ちゃんと同い年くらいで、みなし子で過ごしていたところをテオに拾われたらしい。
彼の生い立ちはわからないけど、坊ちゃんにとっては親友以上に大切な存在なんだと思う。
テッド『皇帝陛下に会って来たんだろう!なあ、なあ聞かせてくれよ。』
皇帝陛下がどんなヤツだったのかとか、噂の宮廷魔術師ウィンディが綺麗だったのか質問が止まらない。

謁見の内容に興奮しているテッドだが・・・
テッド『なぁ、おれ おまえに話しておきたいことがあるんだ。』
テッドは坊ちゃんにしか明かしたくない何かがあるみたいで、坊ちゃんにも秘密を守ってほしいと頼むほど。
かしこまって何を話しておきたいというのだろう・・・?


テッドの秘密を聞こうと思ったその時、奥の部屋からグレミオが二人を呼ぶ。
グレミオ『ぼっちゃーーん。テッドくーーーん。夕食の準備ができましたよーーーー。』
話はいつでもできるからってことで、夕食のあとで聞くことになった・・・。
テオの旅立ち前夜──家族のような祝宴

食卓にはグレミオ自慢のシチューが湯気を立て、クレオとパーンも席に着いていた。
全員のグラスが満たされたことを確認してから、テオが口を開く。
テオ『明日の朝には私は北方へ向けて旅立たなければならない。』
テオが北方の守りを固めている間、坊ちゃんがこの家の留守を預かることになる。
みんなには坊ちゃんの助けになってほしいということで、一人一人に言葉をかける。
仲間たちの約束と、テオの言葉


母親がいない坊ちゃんをここまで立派に育ったのは、グレミオの献身のおかげだった。
そんな言葉に対して、自分にとっても坊ちゃんの世話ができることを喜びだとグレミオは言った。
テオ以上に坊ちゃんの側にいる時間が長いのはグレミオなのだろう。
坊ちゃんに耳を引っ張っられたり、くすぐられたりする程の仲からも身近な存在だってことが伺える。


テオ『クレオ、パーン、おまえたちも息子を守り、力になってやってくれ。』
もちろんと返事をし、坊ちゃんを守ることを誓う。
二人ともなんだか強そうだから、護衛としては申し分ないね!

最後に、いつまでも坊ちゃんの良き友であってくれとテッドにも言葉をかけた。
テッド『坊ちゃんがイヤだって言ってもそうするつもりですよ。』
テオが一人ひとりに言葉をかけるシーンは、まるで家族が集う最後の晩餐のようにも聞こえた。
みんながそれぞれ熱く応える姿は、まさにテオファミリーの結束を感じさせる胸熱シーンだ!

テオ『これぐらいにせんと料理が冷めてしまうな。みんなグラスを持ってくれ。我が息子と、帝国に祝福あれ。』
こうして夕食を囲みながら、あたかいひと時が流れた・・・。
これが、幻想水滸伝の序盤の一コマ。
翌朝、坊ちゃんが寝ている間にテオは北方へ旅立った。
この先、坊ちゃんと仲間たちを待ち受ける運命はいかに…?
• 坊ちゃんを伴う将軍テオと皇帝バルバロッサの謁見では、かつて継承戦争を共に戦った旧知の仲ゆえに北方防衛の任がテオへ託される。テオが留守の間、坊ちゃんは近衛隊隊長クレイズの指揮下で帝国を支えることが決まる。
• 北方にはジョウストン都市同盟が不穏な動きを見せていた。皇帝との謁見後にテオの屋敷に戻った坊ちゃんは、みなし子でテオに拾われたテッドから、話しておきたいことがあると告げられる。
• グレミオやクレオ、パーンたちと夕食を囲んだ翌朝にテオが北方へ旅立ち、坊ちゃんはグレミオたちとクレイズの指揮で任務に当たることになる。こうして幻想水滸伝の物語が始まった・・・。