科学館の4階でボールコースターを直した主人公。科学館にいた人の困り事は全て解決したことになる。
4階には別館へと続く渡り廊下があり、そこへ行くための明かりがぼんやりと主人公を誘う。
少女が主人公と行きたがっていたプラネタリウム。どんな展開が待っているのだろう・・・。
渡り廊下に少女が姿を現す。窓からは、プラネタリウムと思われる丸い球体の建物が見える。
せっかく訪れたプラネタリウムだが、今日がちょうどおやすみの日だったらしい・・・。
楽しみにしていた分、残念な様子が少女の雰囲気から伝わってくる。
どうやら少女か主人公のどちらかが引っ越す予定があって、その前にプラネタリウムで星を観たかったらしい。
少女はまちのポスターで見たプラネタリウムに惹かれ、主人公とここを訪れるプランを立てていたんだね。
がっかりする少女に、ここ以外にもプラネタリウムは存在することを主人公が伝える。じゃあ、引っ越し先でもプラネタリウムがあるかもと、少しだけ元気な表情に戻った気がする。
プラネタリウムは入ることができないけど、科学館の別館には入ることができそうだ。
渡り廊下を進んで、主人公は科学館でまだ行っていない最後のフロアに足を運ぶ。
宇宙服の主人公、Recolitのストーリーはここが原点
別館に入ると、そこには宇宙に関するものばかりが楽しめるフロアであることがわかる。
昼と夜に変化する大きな地球儀。そして、探査機のレプリカが複数展示されていた。
プラネタリウムで星を観ることはできなかったけど、星が好きな少女なら宇宙にも興味があるんじゃなかな?
いや、ここかなり未来感というか本格的なフロアになっていて、個人的には科学館最後に相応しいと感じました!
フロアを見て回っていると、どこかで見たことがある形のレプリカが目に飛び込んできた・・・。
これ、電車の中や駅、科学館の3階でも活躍した謎の物体じゃん!!!
なんで今までの場所に登場したかはわからないけど、きっと主人公と少女がここへ訪れるようにする為の導き的な存在なのかも!
地球儀はゆっくり自転をしていて、宇宙から見える昼と夜の地球を表している。
何万年もかけて大陸が移動を繰り返し、現在の世界が完成したんだよね。展示されている地層の壁を見ると、歴史の授業を思い出しますね。
宇宙探査機のレプリカを見ていたら、少女が奥の方に宇宙飛行士の服を見つけた!
誰もいない科学館で、宇宙に興味を持ち始める二人。
さっき見た地球儀の様子を、実際にこの目で見てみたいと呟く少女。変かな?って主人公に聞くんだけど、主人公は変じゃないと少女に答える。
主人公も少女と同じくらい、広くて神秘的な宇宙に興味を持っているんだと思う。そういう描写がゲーム中にあるわけじゃないけど、以前に科学館へ来たことがあるみたいだし、多分、いやきっとそう。
主人公の返答が嬉しかったのか、宇宙服の撮影スポット前で少女は興奮気味にこう言った。
少女『じゃあさ、ふたりで一緒になろうよ!宇宙ひこうしに!』
それで、ほんとの星空と地球を見ようよ!とワクワクしながら話す。
ここに来てよかった!と喜ぶ少女。主人公も同じ気持ちだったに違いない。
二人はここに来て宇宙飛行士になる夢を持った。この時のインパクトが主人公にとってとても大きくて、宇宙服を着ている姿に反映されているんだと思った。
二人は交代で宇宙服を着ている風の写真を撮ることにした。少女はカメラを借りてきたらしく、最初は主人公から撮ることになった。
宇宙服を着た主人公が、宇宙服の撮影スポットから顔を覗かせるんか!?
違いました。違ったんです。宇宙服の後ろに立つ為の階段を登り始めた瞬間、宇宙服を着ていない姿に主人公が変化したんです!
恐らく、宇宙服を着ている姿に見えているのは主人公だけ。実際は宇宙服を着ていなくて、宇宙飛行士になった気分になっている主人公と、同じ目線をプレイヤーがゲーム画面越しに見ているんだ!って気づきました。
じゃあ、なぜ宇宙服に限定された姿だったのか?それを思い出す体験が、この科学館で少女と宇宙飛行士になる夢を持つまでのストーリーなのだと・・・。
宇宙飛行士になれなかった
少女が宇宙服の後ろに立つ主人公に向かってカメラを構え、シャッターを切ったところでシーンが切り替わる。
宇宙飛行士になる夢を持ったきっかけを思い出したのに、実際は宇宙飛行士になれなかった。
少女が住んでいると思われたマンションに入った時と同じく、何もない真っ暗な空間に場所が移った。
少女『落とし物、みつかったみたいだね。』
駅の改札前で聞いた少女のセリフ。交通系ICカードと主人公が落とした大事な物のダブルミーニングかも。
主人公『・・・そうだ、ぼくはここに来たかったんだ』
過去の自分と少女を俯瞰して見ることができたこの空間。少女と宇宙飛行士になる約束をしたから、主人公はここに来たかったって言うんだけど・・・
少女『わたしたちの町の空にも、ほんとはたくさんの星があるんだって』
これは紫色の光が出るライトで擬似的な星空を作った時の少女のセリフだ。少女のお母さんが教えてくれたって会話でしたね。
主人公『・・・いいや、ちがう。ここに来たかったわけじゃない。やっぱり、ここには何もない』
さっきとは真逆のことを言う主人公。ここ=過去のことなのかな?
続けて興味深いことを主人公が言う。
主人公『あの星には、何もかもあったのに』
宇宙飛行士になれなかった主人公が指す、何もかもあったあの星とは一体・・・?
何もないここで、テレビとリモコンを発見する。とりあえずリモコンを拾って、テレビの電源を入れてみよう。
テレビを点けると、有人月探査計画「タラサ計画」についてのニュースが映った。
宇宙飛行士を乗せた宇宙船・ケローネがマンドラキア宇宙センターから打ち上げられたとのこと。
有人のよる月の探査は、’12年の「キューマ計画」以来長い間行われておらず、今回のタラサ計画は52年ぶりなんだそうだ。
主人公や少女と同じく宇宙飛行士になる夢を持ち、本当に宇宙飛行士になった柿本さんという人がニュースのインタビューに応えている。
宇宙飛行士になる夢を科学館で持った主人公と少女。しかし、宇宙飛行士にはなれなかったことがわかる何もない空間でのシーン。
主人公が指す何もかもあったあの星とは? 主人公と少女のその後はどうなったのか?Recolitは次なる舞台がラストとなる・・・。
• 科学館の全ての困り事を解決した主人公は、少女と共に渡り廊下を越え、宇宙をテーマにした最後のフロアを訪れる。そこには昼と夜に変化する地球儀やこれまで登場してきた探査機の展示があり、二人は宇宙飛行士になることを約束した。
• 引っ越す前に来たかったプラネタリウムは休館日だったが、主人公も宇宙飛行士になる夢を持ったことで、少女は来て良かったと喜びの言葉を伝える。
• 宇宙飛行士の夢を持ちながら、その夢を叶えられなかった主人公が向き合う真っ暗な空間。そこで彼が口にする「あの星には、何もかもあった」という言葉が示すものは何か?思い出の断片が謎めいた真実を暗示する。
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